稽留流産の経験や、子どもが川崎病で入院した際の経験をつづっています。

子育てを楽しむためのヒント集

稽留流産・・・手術までの流れ

読了までの目安時間:約 13分

 

妊娠初期での不正出血があった日に、

検診のため車に長く乗っていたのが悪かったのか

(田舎に住んでいるので、片道1時間以上かけて産婦人科に通っています)

次の日は、お腹が痛くて半日以上動けなくなりました。

 

痛いと言っても生理痛程度。

あとは軽い陣痛のような、お腹が張っているような感じがありました。

我慢すれば動ける程度の痛みでしたが、

自宅安静を告げられたので

子どもをお願いし、横になっていました。

 

あまり自分では感じませんでしたが、

精神的にも疲れていたのかもしれません。

 

 

 

私、稽留(けいりゅう)流産かも?

 

流産・・・と言われても、

私はその時は化学流産と切迫流産しか知らなくて、

ネットで色々と調べているうちに

「稽留(けいりゅう)流産」という言葉を知ります。

 

主に遺伝子異常で妊娠がうまくいかず、

これ以上胎児が成長することができない。

お腹の中に成長できない胎児や胎嚢を長くとどめておくのは母体に良くない。

自然に出てこなければ手術。

妊婦の1~2割くらいに起こる。

 

 

・・・あー私これだな、と。

来週まで赤ちゃんが見えなければ、

この「稽留流産」というのになるんだな~と

ぼんやりと思っていました。

 

ただ、みなさんがよく経験されているのは

胎嚢と呼ばれる袋の中に、赤ちゃんは見えているけれど

心拍が確認できない、というもの。

 

今まで、3人とも検診のときに心拍が・・・ということを

気にしたこともなかったので、

(何事もなく心拍が取れていたし、先生も余計なことはおっしゃらない方なので)

それが普通なんだと思っていました。

 

過去3回の妊娠で先生から言われていた

「順調ですね~」の言葉が

こんなに有難いとは思いませんでした。

 

 

そして、赤ちゃんがいないからつわりもなく、

妊娠したはずなのに、入ってるんだか入ってないんだかわかんない気になっていたのでは、と。

母の勘ってすごいなと。

なんだか、すべての謎が解けたような気がしました。

 

 

 

子どもがいるけど自宅安静・・・

 

出血があったため

次の検診まで、安静にする必要がありました。

 

自宅安静も3段階あるようで、

私は一番軽い「家事制限」というものでした。

 

それでも、外出はやめること、

家事は15~20分くらいなら可能、

湯舟には浸かれない、

痛みがあればすぐに横になるように、

その他もできるだけ横になるようにとありました。

 

 

「外出をやめて」とあったので(控えてではなく)

毎朝、上二人が乗るスクールバスの送りもできず、

もちろんお迎えにも行けず(幼稚園なので2時)、

家事もほとんどできず、

子どもも抱っこできず(3番目はまだ1歳・・・抱っこざかりです)、

お腹を蹴られるのが怖いので一緒に寝られず・・・。

(あ、もちろん片付けも中止です(笑))

 

 

私が普通にできていたこと、全部家族に丸投げです。

というか丸投げできるってすごいなと。

おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に生活している強みだと思います。

夫もいつも以上に早く帰ってきていたような気がします。

食事も、着るものも、寝ることも、どれも心配なかったです。

いつも通り、ちょっと私と過ごす時間が短いだけです。

本当、有難い限りです。

 

 

子どもたちには

「お腹の調子が悪いから、重たいもの持ったりお外に行ったりできないんだ」

「次のもしもし(検診)で先生にいいよって言われたら、また一緒に寝られるからね」

と伝えておきました。

この時点では妊娠のことは伝えませんでした。

 

 

冬だったので、個人的につらかったのは

湯舟に浸かれないこと。

寒かった・・・。

出血があるときは、かけ湯かシャワーで、とのことでした。

感染予防のためだと思います。

(産後1か月もそうですよね)

 

 

動きたいけど痛みがあるときも多く、

とにかく無理をしない!

無理をすれば余計に家族に迷惑かける!

今はじっとしとく時!

・・・と、自分に言い聞かせていました。

(ちょっと動いて家族に怒られることもありましたが・・・)

 

出血が更にあれば入院になるかもしれないし、

次の検診までもたないかもしれない。

もし、赤ちゃんが見えないだけだったとしたら

今動いたら後悔する。

 

・・・そんな思いでした。

 

 

 

ちなみに、次の段階の安静になると、

「家事禁止」というものになります。

先ほどの「家事制限」に加え、外出・入浴は禁止、

家事もダメ、症状があってもなくてもできるだけ横になること、

階段の昇降もあまりしない方がいい、というもの。

 

最終的には「絶対安静」。

トイレ、食事以外は横になって過ごすこと、

体を拭くのも他の人にお願いしてね、というものでした。

それでもだめなら入院・・・。

 

もし核家族で、子どもがいる状態だったら

どうするんだろう・・・

手伝ってもらえる人がいなかったら

こんな時、どうするんだろう・・・

安静って言われても、するしかないんだよね・・・

 

 

 

病院での診断は、やはり稽留(けいりゅう)流産

 

最初の検診から1週間後、

検診で胎嚢は33ミリにまで大きくなっていました。

これは大体8週くらいの大きさ。

結構大きかったです。

 

それでもやはり、赤ちゃんが全く見えず・・・

真っ黒い袋を色んな角度から見ていただきましたが、

やっぱり真っ黒・・・

 

 

先生のお話では、

切迫流産の場合は、流産するかもしれない。

だけど妊娠を続けられる可能性がある。

 

でも、稽留流産はもう妊娠を続けることができない。

私の場合は赤ちゃんが見えないので、こちらの稽留流産。

出血もあるし、できるだけ早めに手術した方がいい。

そう、言われました。

 

 

ちょっとショックだったのは、出血が止まっておらず、

むしろかなり広がっていたこと。

 

 

後で出血について師長さんに聞いたところ、

妊娠がうまくいっていなくて赤ちゃんが亡くなっている、

または私のように赤ちゃんがいない状態だと、

体が異常を察知して血で押し出そうとするそうです。

 

軽い陣痛のような、お腹が張る感じも、

生理痛のような痛みも、

この押し出そうとする力によるものだそうです。

 

バタバタ動いていたから出血があるのかなぁとも思っていたのですが、

そもそも妊娠が成立していなかったことが原因だったようです。

やはり、妊娠初期での出血には注意が必要です。

 

 

 

流産手術について

 

その後、手術についての説明を受けました。

朝9時に来て、子宮を開くための器具を入れる。

お昼の12時過ぎ、先生が午前中の診察が終わってから手術。

麻酔が切れる午後3時ごろには帰れる。

要するに日帰り入院であること。

手術自体は10分くらいだけど、全身麻酔をかけること。

 

 

手術の合併症として、

  • 子宮内感染(術後、出血がたまった場合に起きやすいため、術後に子宮収縮剤と抗生剤を投与されます。時々膣から子宮へと感染が広がることがあります)、
  • 組織遺残(1度に全部取り切れず、2回に分ける場合もあります)、
  • 子宮穿孔(子宮の入り口を開くために入れる器具で、子宮を貫いてしまうことがあります。約0.3%と非常に低い確率だそうです。でもそうなると周囲の臓器に損傷が及び、時に開腹の可能性があります)

があること。

 

また、麻酔の合併症として、

  • 誤嚥(麻酔による吐き気や嘔吐で、気管へ胃液等が入り込む場合があります)
  • 喘息発作の誘発(喘息経験のある人は伝えてください)
  • アナフィラキシー発作の誘発(すべての薬で起こりうる現象ですが、時に気道確保が必要になります)

という説明を受けました。

 

それから、この合併症の回避のために、

手術翌日と1週間後には診察が必要なこと・・・。

(病院からいただいた、手術についての説明の紙を参照しています)

 

 

当然ですが、

あぁ、しっかり手術に向かって動き出しているんだな、と感じました。

 

できるだけ早い方がいいということで、2日後に手術日を決めました。

(検診が土曜だったので、週明けの月曜に)

 

 

その他としては、

手術の日は朝から絶飲食(麻酔による気管への誤嚥を防ぐため)。

お化粧もダメ(顔色を見ながら麻酔の注射をするため)。

私は眼鏡をかけていますが、コンタクトの人は外しておく必要があるようです。

 

 

・・・と、ざっと手術の説明を受けて、診察室を出ました。

 

 

 

胎嚢の中に赤ちゃんがいない私でも、涙が出ました。

隣に座った夫が、ぐっと抱き寄せてくれて、余計に泣けました。

赤ちゃんの姿を見た方は、どれだけつらい思いをされているのでしょう・・・

 

 

 

手術依頼書

 

これは病院によって様式など違うと思うのですが、

私は手術依頼書というのを書いてきてねと言われました。

 

私と、夫の署名・捺印をするようになっています。

 

病名 「稽留流産」

と書いてあって、

 

へ~病気なんだ・・・と思いました。

 

 

 

 

診察室を出てからは、

病院のスタッフの方たちが

言葉や話し方に非常に気を配ってくださっていて、

他の診察の方(主に妊婦さんですよね)にあまりわからないよう、

手術の日の話をしてくださいました。

 

そんな病院に通えてよかったなと思いました。

 

 

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